【開催報告】6月24日「Misono2050」第2回ワークショップ実施!
2018年06月25日|活動レポート
美園地区は過去30年で大きく様変わりしましたが、このまちが100年後も美しい街であり続けるためには、持続可能(サステイナブル)なまちづくりが求められます。
持続可能な美園へと進化していく上で、オランダで実績のある“トランジション・マネジメント”という手法を学び・取り入れるべく、昨年度開催したワークショップに引き続きその第2弾を、“トランジション・マネジメント”の研究・実践の世界的権威であるダーク・ローバック氏(オランダ・トランジション研究所所長 兼 エラスムス大学教授)をオランダ・ロッテルダムから美園にお招きして開催いたしました。
※今年春に予定していたローバック教授の来日が延期となったので仕切り直し、という側面もありますが。。。
近隣にお住いの方や、本地区の在勤者など幅広い方々にお集まりいただきましたが、ワークショップ前半はローバック教授からのミニ講義として、オランダの先進事例も交えながら“トランジション・マネジメント”のエッセンスを解説いただきました。
オランダと日本の国民性や社会事情の相違は当然ありますが、同教授の「日本と違ってオランダでは、地域で大きな問題が浮上するとイノベーションのチャンスと捉え、却って歓迎される傾向も」とのコメントにもあったように、今後の本地区のまちづくりを検討・進めていく上でも、非常に示唆に富む講義でした。
ワークショップ後半では、参加者がそれぞれ「まちのハード」「まちのコミュニティ」「まちのアイデンティティ(ブランド)」の3テーマに分かれ、班ごとに“トランジション”の考え方に基づいて意見交換を行いました。
先ず地区の現状課題についての意見出しから、可能な範囲で将来の望ましい都市像・未来像を思い浮かべ、その将来イメージに向かって今実践できそうな活動アイデアを出し合いましたが、いずれのグループの意見からも、都市開発の進展に伴う人口急増に応じて本地区における“まちのプレイヤー”も増え始めており、それらをつなぐ“きっかけ・入口・仕掛け”が必要だろう、という事が共通で窺えました。
今回のワークショップから新たに参加された方もおりましたが、会の後の“アディショナルタイム”では、お互いの活動・取り組みの情報交換も盛り上がり……本ワークショップ企画自体がその“きっかけ・入口・仕掛け”の1つとして、新たなコミュニケーションの場に育ち始めている気もします(今後の期待も込めて!)。
引き続き、多様なプレイヤーを巻き込む“場”を設定しながら、今回出たアイデアを1つでも形にしていけるよう、具体のアクションにつなげていければと思います。
*参考記事「プロジェクト>まちづくりビジョンの普及推進」
*参考記事「お知らせ>UDCMiから>「Misono2050」第2回ワークショップ参加者募集!」
■「Misono2050」第2回ワークショップ 実施概要 | |
日時 | 2018年6月24日(日) 9:30〜12:00 |
会場 | アーバンデザインセンターみその[UDCMi] ワークショップスペース |
主催 | (一社)美園タウンマネジメント、明治大学専門職大学院ガバナンス研究科松浦研究室 |
協力 | 美園タウンマネジメント協会、みその都市デザイン協議会 |
問合せ | (一社)美園タウンマネジメント Phone. 048-812-0301(火〜金:10時〜19時、土祝:9時〜16時) E-mail. info★misono-tm.org (★を@に変えて送信ください) |